ビジネスマナー

手土産の渡し方!正しい渡し方・添える言葉・忘れたときの対処法!

 プライベートで旅行に行った時や仕事でミスをして取引先に迷惑をかけた場合などさまざまシーンで手土産や菓子折りを渡す機会はかなりあります。

この手土産の渡し方一つで、常識があるか、ないかまで判断されてしまいます。もし、間違った方法で手土産を渡してしまった場合、取り返しのつかない状態までに発展する可能性があります。

これは、ビジネスだけでなくプライベートでも同じことが言えます。

企業間や社内上下間での手土産の渡し方

 取引先や社内の別部署に手土産を持っていく場合が、ビジネスの世界ではかなり頻繁に行われています。

仕事上でミスをして相手側に迷惑をかけた場合や社内旅行に行った時などの場合も手土産を持っていきます。

この時、いつの段階で渡せばいいのか?紙袋はどうすればいいのか?等様々な疑問が出てきます。

取引先に手土産を持っていく

 取引先に手土産を持っていく場合、取引先に迷惑をかけた場合と御祝ごとがあった場合の2種類にわかれます。基本的にどちらも渡し方には差異はありません。

取引先の担当者と受付で挨拶して時に渡す方もおられますが、これはNGです。応接室や商談室に入って改めて挨拶する時に渡すのがマナーです。

 手土産の渡し方のマナーとしては、紙袋等の袋から取り出し正面を相手側に向けて渡します。このとき、一言添えて渡すのが良いでしょう。

「このたびは、申し訳ありませんでした。」「気持ちですので、皆さんでお召し上がり下さい。」などです。

また、上司が同行する場合は、上司から渡してもらうのがマナーです。会社代表ですから役職が上の人が渡すのが常識です。

大勢の人がいる場合に、取引先の担当者に渡す場合には周りの目もありますので、紙袋に入れたまま渡す事がよいです。

社内上下間での手土産の渡し方

 社内での手土産を渡す行為は基本的に仕事上のミスが起きた場合では考えられません。

手土産は仕事上で渡す場合は経費として計上されますが、社内の人間に対して経費としては計上できません。

この場合のほとんどが、プライベートで手土産を買って来た場合が多いです。自分の部署であれば、直属の上司(部長・課長)に一言添えて渡します。

当然紙袋は外してください。自社の他の部署に手土産を持っていく場合は、その部署の課長に持っていき、課長から部長へ手渡してもらう方が良いでしょう。

小さい企業なら直接部長でも構いませんが、大きい企業だと、部長があなたの存在を知らない可能性もある為です。

 個人的に先輩や後輩に手土産を渡す場合は、休憩室や給湯室等で個人的に買って来た旨を言って渡す方が周りの目を気にすることなく手渡す事が出来ます。

手土産を忘れてしまった場合はどうする?

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 取引先に行く時に手土産を忘れてしまったなどの経験をお持ちの方もいることでしょう。そんな時にどうしていいか、軽くパニックになってしまいます。

この様な場合の時は、まず上司に手土産を忘れた事を連絡します。指示があれば、その指示に従って行動してください。指示が無い時は、近くの総合スーパー等ではテナントとして店を出している所もありますので、その様な店舗で購入しましょう。

 忘れた手土産が特別の物であれば、遅れてでも取引先に送った方がいいです。賞味期限が近くなっている場合は送ると失礼にあたりますので、送らずに、極秘裏に社内で頂いちゃってください。別の機会の時に同じ物を手土産として持参するのが良いです。

 

遅れて取引先に手土産を贈る場合は、手紙を添える送る事がベストです。先に手紙を出してもかまいません。

プライベートの場合は遅れた旨を話して相手に直接渡します。もらえない人の気持ちを察して、この場合も休憩室や給湯室で渡す事が望ましいです。

まとめ

 手土産の渡し方を紹介しました。渡すタイミングを逃すと、なかなか渡しにくくなってしまいます。その様な状態にならないように、部屋に通された段階で挨拶をしてから渡すのがマナーです。

自分も何度となく手土産持参で、取引先に頭を下げに行った事があります。特に自分のミスの場合は気が重いですが、渡してしまえば安堵出来ますので、一瞬だけ嫌な雰囲気にはなりますが、そこを取り超えて行かなければなりません。