お昼御飯を食べた後の2時過ぎ辺りに必ず眠くなったりしませんか?仕事中なのに眠くなるのは「ダメだ!」とは思っていても、パソコンに向かって考え事をしていると、いつの間にかコックリコックリしているなんて事もありますよね。
昨日はちゃんと寝たのにと思っていても、睡魔との闘いを繰り広げる事もしばしばあります。なぜ?仕事中に眠くなってしまうのでしょう。改善策はあるのでしょうか?
仕事中に眠くなるのは何が原因なの?
午前中は眠くなる事は無いのに、昼食をとった後に眠くなることは、誰もが経験したことがあると思います。
前日にちゃんと寝ているにも関わらず眠くなることも。なぜ仕事中にも関わらず眠くなってしまうのでしょうか?
1.交感神経と副交感神経
人間はこの交換神経と副交感神経が交互に入れ替わって体調を管理しています。交感神経は脳が活動的に動いている時に働く神経ですから、眠くなる事はありません。
昼食をとった後に眠くなるのは副交感神経が優位になるために、脳がリラックスモードに切り替わってしまう為に、眠くなってしまうのです。
2.昼食の内容
人が眠くなる原因の一つには、昼食の内容にもあります。それは糖質。
人間は血糖値が上がると膵臓からインシュリンが分泌されます。
血糖値を下げるために体が集中しますので、眠くなってしまいます。
3.二酸化炭素
午後の会議はかなり皆さん眠くなる確率が高くありませんか?会議室をイメージしてください小さい部屋に多人数が集まりますよね。
ここがキーポイントなんです。部屋の中の二酸化炭素の量が多くなります。
脳に必要な酸素量が確保できなくなると人は眠くなってしまうのです。
4.生活習慣の乱れ
人間の体はリズムが崩れてしまうと、分泌されるホルモンバランスが崩れてしまいます。
そうなると、夜眠くなる成分が昼間に分泌されてしまう等が起こってしまうためでもあります。
仕事中に眠くならないようにする為にはどうすればよいのか?
4つほど仕事中に眠くなる原因をあげてみました。
原因がわかれば、対策を打つことができるのです。
1.昼食の内容に注意する
人が物を食べた後に眠くなる理由には胃の内容物を消化する為に血液を消化器官に集中させます。
そうなると当然脳の血流量が減り、眠気を誘う事になります。
消化の良い食べ物を昼間に食べることで、消化器官への血流量を少なくさせる事で、副交感神経の優位性を少なくすることができ、眠気を避けることになります。
2.炭水化物の量を減らす
1.の内容とかぶるのですが、炭水化物は体内に取り込まれるとインシュリンを分泌します。
血糖値を下げる時にかなりの労力を使う為に眠くなってしまうので、昼食時に炭水化物の量を減らす事で、仕事中の眠気を避ける事ができるようになります。
どんぶりごはん、から普通のごはん茶碗に変えるだけでも変化してきます。
3.酸欠に注意する
二酸化炭素の量が急激に上昇する為に、起こる現象です。この場合には、上司に許可を得て窓を開けて換気をする。
換気扇を回すなどをして、二酸化炭素の量を減らす事をします。
二酸化炭素が減る事で、脳に新鮮な酸素が供給されることで脳が活性化して眠気を覚ます事が出来ます。
4.生活習慣の見直し
昼食後眠くなるのは生理現象なので、確実に誰にでも起こりうる現象なのです。
しかし、生活習慣の乱れによっても、仕事中に眠くなる事が多々あります。
飲酒・カフェインの取り過ぎ・寝る前にパソコンやスマホなどの強い光を浴びる等で、良質の睡眠が取れなくなってしまいます。
寝る前にはそのような行為を止めるだけでも睡眠の質に変化が起きます。1番いいのは起きる時間を常に同じにして、毎朝、朝日を浴びる事が睡眠の改善につながって行きます。
これらの対策をしても尚、眠気に襲われてしまう事もあるでしょう。仕事中に眠気に襲われないために、昼食後に10~15分程度の昼寝をする事をお薦め致します。
適度に昼寝をする事で、脳を休ませるには十分ですから午後の仕事中に眠くなる事は少なくなります。
但し、30分を超える昼寝は逆に強い睡魔を引き寄せる可能性があるので、避けた方がいいでしょう。
手軽に出来る眠気覚ましはあるのか?
対策をしていても睡魔に襲われることは、人間ですからあります。眠気対策+αを実践する事で眠気と闘わなくても済むようになります。
- 柑橘系の香りを嗅ぐ
- 外気に当たる(夏場は効果ないかも・・・)
- 昼食は腹7分目にしておく
- 眠くなってきた!と思った瞬間にコーヒーブレイクをしてみる
ちょっとした変化を体に与える事で、脳が活性化するので、自分なりの方法を見つけておく事が必要になります。
どうしても仕事中に眠くなってしまう
仕事中に眠くなる事の原因や対策について紹介してきました。昼食後は人間が眠くなるのは生理的現象ですから、自然の摂理な訳です。
これを意識で無理に活性化させるのですから、どこかしらに異常をきたす可能性も否定はできません。せめて普段の生活習慣のリズムだけでも、きちんとしておく事が第一条件になってきます。
それに、春先は特に眠いと言う方が非常に多くなります。それは、日照時間の関係もあって軽い時差ぼけを起こしている状態と言う事ですから、起きる時は目覚ましではなく、朝日を浴びながら起きる事が理想ですね。