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退職届の書き方!定年や自己都合退職はどう書く?解雇の場合退職届は必要?

 転職や定年、会社都合による退職。正式な書類として提出するのが退職届です。書き方やどんな封筒に入れて提出するのかや退職理由はどう書くのか。

人生で何度も書く書類ではないですので分からない事が多い方もいるでしょう。今回は退職届の書き方についてご紹介いたします。ぜひ、ご参考にしてください。

用意するもの・概要

  1. 用紙サイズ
    A4便箋、B5便箋が主流
  2. 用紙の形式
    白の無地な用紙、罫線の有無はどちらでも可、縦書きが一般的
  3. 使用するペン
    インクは黒、万年筆かボールペンを使用、水性のインクの方が綺麗に見える
    フリクションはNG
  4. 封筒
    白い二重封筒で郵便番号枠無し

本文の書き方・自己都合の場合(横書きにしていますが縦書きで参考にしてください)

退職届

私事、

この度、一身上の都合により、

来る平成○○年○月○日をもって退職いたします。

平成○○年□月□日

     △△部△△課

(自分の氏名)印

 株式会社○○

 代表取締役社長 ○○○○様

  • 1行目の中央に「退職届」と記載し、2行目の最下に「私事、」と書きます。
  • 3行目から理由を記載していきます。理由はどんな場合でも「一身上の都合」と書きます。
  • 理由を書き終えたら日付、所属部署、氏名を書きます。氏名の下に認印か三文判を押します。(シャチハタはNGです)
  • 最後に正式な会社名を書き、社長名も間違いなく書きます。

封筒の書き方・用紙の入れ方

 表書きに「退職届」と記載しましょう。裏書きに部署と氏名を書きます。清書した退職届を入れる際は三折りにするのが一般的です。

用紙にシワがつかないようにきれいに折りましょう。封はしてもしなくても良いですがのり付きの封の場合は封はしましょう。封をした場合「〆」と書きます。封をしない場合でも封は折りましょう。

自己都合以外の退職届の書き方

 結婚や出産、病気による退職の場合も自己都合の場合と同様の書き方でかまいません。

パートやアルバイトの場合は求められたら提出。契約社員の契約切れの場合は提出しなくても良い手されています。

また、定年退職の際は以下を参考にしてみてください。

平成○○年○月○日

定年退職届

株式会社○○

代表取締役社長 ○○○○殿

私は平成○○年○月○日をもって満60歳となります。

従いまして、会社規定により退職いたしますことをここにお届けします。

尚、退職後の連絡先は以下の通りです。

郵便番号○○○○

 住所 ○○県○○市○○

電話番号○○○○

所属○○

 (自分の氏名)印

  • こちらの場合は横書き書きます。「定年退職届」と書きます。
  • 先に会社名と社長名を書きます。理由は例のように書きましょう。
  • 退職後の連絡先を明記し最後に所属部署と氏名を書き押印します。(認印か三文判で押印、シャチハタNG)

会社都合の場合の退職届

 会社都合での退職や解雇の場合は退職届を書かない方が良いです。

 なぜなら、提出することにより自己都合での退職と扱われてしまいます。そうなると失業保険がすぐに給付されず3か月待たなくてはいけなくなります。注意してください。

まとめ

 自分がどのようなケースで退職するかによっても提出が変わってくる退職届。退職届の場合、民法上、必ず辞められる書類になりますので提出の際は慎重に判断し時期などを決定しましょう。

また、退職後も何かしらでコンタクトがあるでしょうから少しでも円満な退社になるように努めましょう。