資格

英会話を勉強しても全く話せない理由!コミュニケーション能力を高めれば自然と身につく!

 英会話の教材を買った。聞き流す英会話も毎日聞いている。マンツーマンの英会話スクールにも通った。なのになぜ英語がしゃべれるようにならないの?

あなたは、いつまでも英語が話せるようにならない自分を責め、いつしかやる気をなくしてしまい、自分の努力が足りないからだ、とさらに自分を追い込んでいませんか?

聞き流す英会話教材(スピードラーニング)は本当に聞き流すだけで効果があるの?

5fc06c90790afbd7e2d0ff3425d4ce13_m

 聞き流しているだけである日突然英語が話せるようになる、という教材は数多くありますが、実際にはただ聞き流しているだけでは本当に単なるBGMにもなりません。

なぜならまだ言葉が話せない赤ん坊ならともかく、すでに日本語を習得しているあなたは、いくら英語の教材を聞き流したとしても頭の中では聞いた英語を全て自動的に日本語に変換しようとしてしまうからです。

頭の中で変換された英語は会話として役に立つ?

5c1c81e6570946ed5e0fcac6c5386683_m

 英語を話すためには、自分の言語である日本語を頭の中で素早く英語に変換しなければなりません。

しかし頭の中で変換された英語を話そうとした時には既に会話は別のところへすっ飛んでいってしまいます。結局あなたはニコニコと作り笑いを浮かべて、その場でただ黙って話を聞いている振りをするしかなくなってしまいます。

では流暢に英語を使いこなし、自信満々で自在にコミュニケーションを楽しんでいる人たちは、あなたとは一体何が違うのでしょうか?

違いは英語力ではなくコミュニケーション能力

ac4aecda3ead08e17c34984619748059_m

 あなたは大きな勘違いをしています。

英語を話せる人、話せない人の違いは「英語力の差」ではなく、「コミュニケーション能力の差」であると言う事です。

もっと言ってしまえば、知らず知らずのうちに、目的がズレてしまっている事が、あなたの英語に対する苦手意識をより大きなものにしてしまっているのです。

本来、英語を学び始めた目的は、「コミュニケーションを取るため」であったはずなのに、いつしか自分でも気が付かないうちに、「英語を話す事」が目的になってしまっている場合が非常に多くみられます。

 英語力が足りなくて話せないのではなくて、コミュニケーションを取っている「相手の事」をすっかり忘れて、文法やら単語やら昨日聞き流したBGMの事に頭がいっぱいになってしまうのです。結果、目の前の相手からしかめっ面のご褒美を与えられ、敢え無く撃沈。どんどん自信をなくし話せなくなるという悪循環に陥ります。

本当に日常会話程度なら3日で話せるようになる。

64013dd25a44c8f5a4f7a4817a250cc0_m

 英語を学ぶ上で一番原動力になるのは、実際に「通じた!」という喜びを味わう事が何よりです。人間は誰かと心が通じたり、共感したりすると喜びが湧くものです。

言語が違う相手ならばなおさらなのではないでしょうか。だからこそ、勉強した文法に沿った言葉を話すより、相手を見て、相手に理解してもらえるように身振り手振り、使えるものは何でも使って、知っている英語を単語でも何でも良いから実際に話してみましょう。かなりの割合で言いたい事はだいたい通じます。(実際やってみると、片言であればあるほど、相手は一生懸命理解してくれようとする。)

 日本人はだいたい人目を気にし過ぎたり、失敗を怖がったりして、なかなか英語を発する事自体にチャレンジしないで教材やスクールにばかり投資している人も多いのではないかと感じます。

それならば、お金の掛からないレッスンとして、街中ですれ違った人に「こんにちは(日本語で)」と声をかけてみたり、バス停で隣になった人に「今日はどちらにお出かけですか?」と声をかけてみることで、見ず知らずの人と結ぶコミュニケーションの幅が大きく広がります。

これが英語を話すときの重要な土台になり、流暢に話せている人との大きな違いになっているのです。後はそれが例え外国人であったとしても、すでに知っているはずの単語をいくつか組み合わせれば3日も掛からずに日常会話くらいはマスター出来るようになります。

 職種によっては、インターナショナル化も進み英語をつかう場面も増えています。日常生活でも英語で話しかけられたら道案内ぐらいはできるようになっていたいですね。